廊下10往復の歩行自主トレは続かない
9月29日朝になって,妻はようやく廊下10往復の歩行自主トレをできるようになった(「新型コロナに感染する」の節「コロナ発症中も右下肢の回復傾向は続く」を参照)が,その状態は長くは続かなかった。同日の夕食後に突然妻の右膝が痛くなり,夜の歩行自主トレはスキップ。(2025-09-29)
コロナによる倦怠感でしばらく制限していた歩行自主トレを急に再開したためか,脳出血後遺症の右膝の麻痺が回復する過程で時々現れる痛みか,それとも新型コロナウイルスによる関節痛なのか? 原因は明らかでないが,彼女はロキソニンテープを患部に貼り,早めに就寝。
モグラ叩きのモグラ(「歩行を阻害する主な症状の表れ方は殆どモグラ叩き」のページを参照)は,今なお暴れている。(2025-09-29)
訪問看護師さんのアドバイス
妻は歩く等の運動をすると息苦しくなるというコロナの症状がまだ続いている。彼女とほぼ同時期にコロナを発症した私には,そのような息苦しさはなかったので,彼女の基礎疾患との関係が心配された。訪問看護師さんにその旨報告すると,看護師さん(20代前半の女性)もコロナに感染して全く同じ症状の息苦しさを2週間以上も経験したとの話を聞き,少し安心した。(2025-09-30)
看護師さんは妻の安静座位と歩行後だけでなく,浴室にもパルスオキシメータを持ち込んで入浴中の酸素飽和度(SpO2)をも測定して,それらが正常範囲の値であることを確認した。
下記の図は妻のバイタルチェックをする訪問看護師さん。息苦しい時は,臥位よりも座位で安静にすることを勧められた。(2025-09-30)

理学療法リハビリ
妻はまだ,運動をすると息苦しくなるので,理学療法士さんは妻の指にパルスオキシメータを装着したままリハビリを実施した(下記の図およびアイキャッチの図を参照)。SpO2の値は,歩行後 97~98%,側臥位 91~94%,仰臥位 93~95%で,胸部ストレッチ・呼吸介助にて95%以上に上がる。(2025-10-01)

コロナを発症する前の右下肢の回復傾向(「右下肢の回復傾向は続く」のページを参照)はコロナ発症後も続いていたようで,杖なしで歩く時の歩容は悪くない(下記の図を参照)。(2025-10-01)

作業療法リハビリ
10月2日の作業療法リハビリでは,妻は歩行直後の臥位でのSpO2を96~97%に維持できていて,前日より回復していることが確認された。
作業療法士さんが心配されていた,コロナ感染による妻の右上下肢の緊張の高まりはなく,右上肢はむしろ動きが良くなっていることが認められた。それで次の動作を自主トレとして実施することが指示された。(2025-10-02)
(1) 両手を握って前に伸ばし,胸の前で上げる(下記の図左を参照)。これによって,歩いた後で右上肢が固くなることを防ぐ。
(2) 両足を少し開いて立ち,体重を右にかけ,左かかとを上げる(下記の図右を参照)。これは今後のトレーニングへの準備らしい。

コロナ回復中の歩行自主トレでの廊下往復数
コロナ回復中(9月29日から10月6日)の歩行自主トレでの廊下往復数を下図に示す。((2025-10-06))
