ボトックス注射(2025年夏)後のリハビリと自主トレ

立位で右に体重をかける作業療法リハビリ リハビリ
立位で右に体重をかける作業療法リハビリ

歩行自主トレ

妻は作業療法士さんから指示された右足親指に力を入れるトレーニング(「2025年夏のボトックス注射」の節「注射3日後の作業療法リハビリ」を参照)をベッド横で立った状態(下図の写真左)だけでなく,歩行中にも実施している。8月24日には歩行器を使って歩行自主トレを行いながら,右足親指に力を入れる(下図の写真右)ようにしていた。(2025-08-24)

右足親指に力を入れる(左-立位,右-歩行器で歩行中)

右足の親指に体重をかけようとして右足外反の方向に重心移動したところ,左足が内反してその甲の外側を痛めてしまった。その日は歩行自主トレの距離を短縮。翌朝には通常どおり10往復しているが,左ふくらはぎの外側に痛みを感じ,ロキソニンゲルを塗った。これも右足の親指に体重をかけようとすることに因るのかな。(2025-08-25)

妻は右足親指に体重をかけることを配慮しながら,下図のように杖なし歩行(下図の写真左)や杖浮かし歩行(下図の写真右)の練習も行っている。(2025-08-26)

右足親指に体重をかけながらの杖なし歩行と杖浮かし歩行

「2025年夏のボトックス注射」の節「注射後の歩行自主トレ」に示したボトックス注射後5日を過ぎても,妻の歩行状態は安定している。右太腿上部(内側)の痛みがかなり軽減したことの効果が大きく,療法士さん達から指示されているとおり,自主トレでも右足親指に体重をかけることへのトライを続けている。(2025-08-27)

右上肢については,前回のボトックス注射の後に見られた(「ボトックス注射(2025年春)後のリハビリと自主トレ」の節「歩行自主トレ」を参照)ように,1週間を過ぎた頃から歩行器のハンドルの握りが弱くなって,歩行中に右手が外れて握り直すことがある(下図の写真を参照)。しかし前回とは異なり,右回りの方向転換(ターン)を左回りにするようなことはない。(2025-08-27)

歩行器のハンドルから右手が外れ,握り直す

8月24日から8月27までの妻の歩行自主トレにおける朝・昼・夜の廊下往復数を示す。

歩行自主トレの廊下往復数(8月24日から8月27日まで)

上肢のアザとその原因追究

妻が左前腕と右肘の内側に黄色っぽいアザができたと報告してきた。いつ,どうしてそうなったのか? 本人も分からないらしい。アザの状態から判断して,固いもので強く擦ったみたいで,あまり心配はなさそう。(2025-08-27)

それでも彼女は気になるらしく,そのアザの位置と自身の行動から原因を次のとおりつきとめた。
(1) 左前腕は彼女がいつも使っている椅子から立ち上がろうとした時に,テーブルの端にぶつかる(下図の上段を参照)。
(2) 右肘の内側は歩行器の右ハンドルから右手を離した時に,ハンドルの先がぶつかる(下図の下段を参照)。

アザとその原因

妻は訪問診療に来て下さった主治医にもそのアザを見せて,自身で追及した原因を説明していたが,その行動は彼女の脳出血後遺症からの回復傾向を感じさせた。(2025-08-27)

右手指の可動域と皮膚感覚の回復

右手指の付け根の関節(MP関節)を背屈させられるようになったと言って,妻が喜んでその様子を私に見せる(下図を参照)。自分では気づかず,8月28日のリハビリで作業療法士さんのROM(可動域)チェックの結果,それが分かったらしい。先日のボトックス注射の効果と思われる。(2025-08-29)

右手指のMP関節を背屈

その翌日,彼女は流し台で食器洗いを終えてから,左手で右手指を触り,「よく分かる,(皮膚感覚が)違ってきている」と言う(下図を参照)。右手指は関節の可動域が広がるだけでなく,皮膚感覚も強くなってきているみたい。

右手指の皮膚感覚が強くなる

脳出血後遺症の右片麻痺の回復は,脳から筋肉への情報伝達だけでなく,その逆方向の皮膚から脳への情報伝達もほぼ同時に進むものなのかな。(2025-08-30)


妻の右上肢の回復感はその後も続いている様子。彼女は食器を洗いながら,下図のように左手で右上肢(特に3本の指)をしきりに触り「変わってきた,少し動く」と言う。(2025-09-08)

右上肢(特に3本の指)が変わってきている

理学療法リハビリ

8月27日のリハビリで,妻は理学療法士さんから次の手順で右足の親指(母趾)への荷重トレーニングを受けた。(2025-08-27)

(1) 座位にて,右足先を(前後でなく)左右に倒す。つまり外返し(小指側を持上げる)と内返し(親指側を上げる)を繰り返す(下記の写真左を参照)。
(2) 右足親指を床面に押し付ける。
(3) 立位にて,右足親指を床面に固定し,左足を前後に移動する(下記の写真右を参照)。
(4) 右足親指を床面から浮かさないように歩く。

8月27日の理学療法リハビリ

9月3日の理学療法リハビリでは,妻は前回に続き,右足親指への荷重トレーニングを受けた。下記の図に示すとおり,立位で右足を固定し,左足を持上げる(前回は,左足を前後に移動)。この時に,連動して右足親指が浮き上がらないようにする。(2025-09-03)

右脚固定で左足上げ

作業療法リハビリ

8月28日のリハビリでも,妻は作業療法士さんから次の手順で右足の親指(母趾)への荷重トレーニングを受けた。(2025-08-28)

(1) 仰臥位では足がつりそうになるので,端座位にて左膝を倒し,次に左膝を持上げて倒す(下記の写真左を参照)。
(2) 立位で右に体重をかける(下記の写真右およびアイキャッチの写真を参照)。

8月28日の作業療法リハビリ

なお節「歩行自主トレ」に記した「右足の親指に体重をかけようとして右足外反の方向に重心移動したところ,左足が内反してその甲の外側を痛めてしまった」ことに関しては,両足の親指に体重をかけて床面を押すことを指示された。(2025-08-28)

9月4日の作業療法リハビリでは,妻は座位にて右腕(大胸筋・二頭筋)のストレッチを行う。(2025-09-04)
(1) 左手で右手を左に引っ張る。下記の図左を参照。
(2) 肘を上に伸ばす。
(3) 肘を後ろに引く。

右足親指への荷重トレーニングは次のとおり。(2025-09-04)
(4) 右足親指に体重をかけてまっすぐに(腰を右に)立つ。
(5) 立ち座りに際して。右脚を使うようにする。まっすぐお辞儀をする要領で両脚の親指に体重をかけ,ゆっくり膝を曲げる。下記の図右を参照。

右手を左に引っ張る_お辞儀するように立ち上がる
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