プレゼン以外の言語リハビリ自主トレ

封筒に記す宛先と返信先(部分) リハビリ
封筒に記す宛先と返信先(部分)

最近の妻の言語のリハビリでは,彼女が思い出して用意したトピックに関する彼女のプレゼンが主要な課題であり,そのためのプレゼン資料の作成にも多くの時間を費やしているが,ここに示すようにそれ以外の言語関連活動も継続している。

郵便物の作成

妻は今年も,彼女の友人に送る誕生日プレゼントに添えるメッセージ(下図にその一部を示す)を書いた。これまで(「不安定さは残るが回復はさらに進む」の節「文書記述能力も回復」を参照)は,プレゼントとメッセージを入れた封筒に記す宛先と返信先は私が書いていたが,今回特記すべきは,彼女自身がそれらを利き手でない左手で書いていたこと。その一部をアイキャッチの写真に示す。彼女が書く文字を,郵便配達の人にも読み取ってもらえる自信がついてきたみたい。(2026-02-23)

誕生日プレゼントに添えるメッセージ(部分)

私と喋ることが言語リハビリ

今年の2月頃から妻の記憶障害の回復が顕著で,かなり昔のかなり細かいことまで思い出しているが,言語障害の回復がそれに追いつかず,イラストを描いて(「失っていた記憶の回復が続く」の節「記憶の回復が顕著で言語の回復がそれに追い付けない」を参照)何とか思い出したことを私に伝えようとしていた。しかしそれは同時に言語を回復させようとする強いモチベーションになっていて,たどたどしい表現ではあるが私に喋り続けている。

私と喋ることが言語リハビリになっていることは承知しているので,私はずっと付き合っているが,彼女の会話文にはまだ主語がないことが多く,しかも突然話のトピックが変わるので,私が「ちょっと待って,今何の話をしている?」と聞き直すことが多い。(2026-03-23)

そんなことをしていると家事に割り当てる時間がなくなり,スーパーへの買い物も急いで帰ることになる。それでいつの間にか道端の雑草がすっかり春の装いに変わっていることに昨日気付いた。ノボロギクとオニタビラコは花を付け,オオアレチノギクとハルノノゲシはロゼットから大きく成長していた。左からその順にそれらの写真(3月22日に京都五条通の歩道で撮影)を下記に示す。(2026-03-23)

道端の雑草がすっかり春の装い

書けないが喋れる言葉を何とか思い出して書く

妻の記憶障害からの回復で,これまでとは幾分異なる思い出し方(「何らかのきっかけに因らない思い出し」のページを参照)をしているようなもう一つの事例:

彼女の言語障害の症状として,今なお
(1) 喋れないが書ける言葉
(2) 書けないが喋れる言葉
がある。先日,彼女は歩行自主トレの最中に,私が最近飲み始めた処方薬を見つけてそれを指し示しながら,「これ,もう慣れた?」と聞いてきたが,すぐに「あっ,『慣れた』ってどう書くんだっけ,後で書いてみて」と要求してきた。

しばらく歩き続けて,「あっ,でも(教えてもらわなくても)書けるかな,最近ヘンなんだ。考えたこと書ける気がする」と言う。歩き終えてからいつものメモ帳を持ち出して,そこに
 なれた,慣れた
と書き始めた(メモ帳の該当箇所を下記に示す)。彼女の要求に応じて私が書く文字列を見て再学習しなくても,頑張って思い出そうとすると,何とか必要な文字列を思い出して,書くことができるようになってきた。

メモ帳に妻が書いた文字列
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