感覚の回復と変化

感覚をチェックする指当て お手伝い
感覚をチェックする指当て

妻の右手の指は,まだ随意的に動かしにくい状態が続いている。感覚の回復状態をチェックするため,理学療法士さんは,座布団で隠した妻の右手の指に触れて,どの指に触れたかを妻に指摘させる。妻は左手の同じ指を立てて回答する。現在の正答率は7割程度。指に触れられていることすら分からなかった退院直後よりは回復したと言えよう。(2021-04-10)

キャンツは「何それ,面白そう」どいう表情で,理学療法士さんと妻とが指を動かしているのを見ている。

「何それ,面白そう」
「何それ,面白そう」

足裏の感覚(「足裏感覚のトレーニング」のページを参照)については,1~3本のボールペンで触れて,触れている本数を指摘させ,その感度を測定する。妻は右の足裏の荷重感覚が回復してからは,歩行がかなり楽になった。視覚でのフィードバックだけでは歩行は難しいみたい。

脳出血によって妻の右手足の皮膚感覚は鈍くなったが,嗅覚と聴覚については,発病前よりも敏感になったのではないかと思うことがある。かなり離れた浴室の水道の蛇口から落ちる一滴の水滴の音に気付いたり,私がスーパーで買ってきた未開封の食物の匂いに気付いたりする。

嗅覚と聴覚の感覚器官が脳出血で高感度化するとは考えにくい。感覚器官からはもともと多くの情報が脳に伝達されているのに,脳はその一部しか利用していなかったが,脳出血のゴタゴタの結果脳がそれ以前より多くの情報を処理するようになったのだろうか?

発病により,妻の食べ物の好みが変わり,その後も変化し続けているが,これには嗅覚と味覚の変化が大きく影響していると思われる。

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