新型コロナワクチンの接種

ワクチン接種案内(部分) 診療
ワクチン接種案内(部分)

1回目の接種

7月5日の午前中,訪問診療の主治医によって,妻への新型コロナワクチンの1回目の接種が行われた。既に2回目の接種を受けた私の場合とは,多少手続きが異なった。私は高齢者対応の手続きで,妻は基礎疾患のある患者対応の手続きになるのかな。

  1. 5/10: 主治医の指示に基づいて「ワクチン接種希望書」を提出。
  2. 5/24: 主治医から「ワクチン接種案内」を受け取る。訪問診療の主治医による接種では,接種当日に準備する文書は,「ワクチン接種券」と「予診票」だけでいいらしい。
  3. 6/29: 市の保健福祉局から「ワクチン接種券」と「予診票」が届いたので,その旨を主治医に伝え,1回目の接種予定日(7/05)を決める。
  4. 7/05: 1回目の接種を受け,「ワクチンを接種された方へ」と「予診票(2回目)」を受け取り,2回目の接種予定日(8/02)を決める。さらに,副反応として発熱の可能性があるので,解熱剤(カロナール200mg)の処方(1回2錠,10回分)をいただいた。主治医による接種ならではの対応。

主治医と一緒に来た看護師さんは大きな荷物を抱えて登場。いつものパソコンとプリンタに加えてコロナワクチンの保冷容器があり,お出迎えのキャンツもびっくり。

大きな荷物を抱えた看護師さんをお出迎え
大きな荷物を抱えた看護師さんをお出迎え

主治医は通常どおりの診察(体温・血圧・SpO2の測定,聴診,問診,触診)をしてから,ワクチンの接種を行う。その後,私が用意した妻の健康状態報告書をいつもより時間をかけてレビューし,接種後15分の経過観察の後,訪問診療を終えた。

私の場合は接種券のついた用紙は接種済証(臨時)のシールの貼付を受けてから返却されたが,妻の場合にはその手続きはなく,用紙はそのまま主治医が持ち帰った。後で電話で確認したところ,2回目の接種を終えてから,1回目と2回目の接種済証(臨時)のシールを添付して返却するとのこと。(2021-07-05)

接種済証(臨時)のシールの貼付欄
接種済証(臨時)のシールの貼付欄

接種後ほぼ1日が経過した7月6日の午前中には,顕著な副反応は見られないが,7月5日の夜はいつもより早く眠くなって就寝。就寝後2時間ほどして麻痺のない右足先がつりそうだと言うので,以前に処方されていた芍薬甘草湯を飲み,そのまま翌朝まで安眠。翌朝はいつもどおり起床して,約200メートルの歩行自主トレを実施した。注射箇所の筋肉痛もないとのこと。

7月6日の午後にやってきた訪問看護師さん(上記の看護師さんとは別の訪問看護ステーションに所属)は,主治医から妻のコロナワクチン接種の報告を受けていたとのことで,入浴サボートの前にワクチンの副反応についてチェックして問題ないことを確認していた。この訪問看護師さんに対しても,キャンツは廊下でお出迎え。(2021-07-06)

訪問看護師さんをお出迎え
訪問看護師さんをお出迎え

2回目の接種

8月2日の午前中に妻は2回目のコロナワクチン接種を訪問診療の主治医から受けた。1回目の時と同様に,コロナワクチンの保冷容器が入っていると思われる大きな(なぜか1回目の時より大きい)荷物を抱えて,看護師さんも登場。その姿を見て,昭和の行商人を連想してしまった。

主治医と共にやってきた看護師さんの大きな荷物
主治医と共にやってきた看護師さんの大きな荷物

通常の診察とワクチン接種を終えてから,医師は最近の言語のリハビリと自主トレの内容について妻に質問していた。言語障害の回復の程度をチェックしていたのだろうと思われる。接種後15分の経過を待って,血圧を再測定し,訪問診療を終えた。ネコはお出迎えだけでなく,お見送りもするようになって,来訪者達はびっくり。(2021-08-02)

接種当日の夕方から妻は注射を受けた右腕が広い範囲にわたってかなり痛むと言うので,予め処方されていたカロナールを飲み,翌日(8月3日)の朝の歩行自主トレは,軽い腹痛と下痢の症状(体温は平熱)があったので中止した。

8月3日の午後にやってきた訪問看護師さんは,入浴サボートの前に妻を診察(グル音は正常)。腹痛と下痢の症状は,ワクチンの副反応と考えていいだろうと言っていた。彼女が担当している患者さんでもときどき見かける事例とのこと。看護師さんが帰ろうとすると,キャンツは玄関近くの廊下に先回りして,お見送り体制。(2021-08-03)

看護師さんをお見送り
看護師さんをお見送り

1回目の接種(7/05)の際に医師に提出した接種券のついた用紙は,2回目の接種(8/02)を受けてから1ヶ月以上経った9月6日に,接種済証(臨時)のシールを貼付されて返却された。訪問診療では事務処理が医師の所属するオフィスで行われるため,このような遅れが生じるものと思われる。(2021-09-06)

2回目の接種済証
2回目の接種済証

3回目の接種

3回目の新型コロナワクチン接種券が届いたことの報告を受けて,妻の主治医は,2022年3月7日の訪問診療の際にワクチン接種を行った。これまでと同様に,ワクチンの保冷容器が入っていると思われる大きな荷物を抱えた行商人スタイルの看護師さんも登場。彼女が妻の体温,血圧,酸素飽和度(SpO2)を測ってから,医師が予診票に目を通して妻の右肩に注射。(2022-03-07)

妻は当日の夜はだるくて眠いと言って,いつもより早めに就寝。翌朝はいつもどおり起床したが,37.8℃まで体温が上がり,血圧も上昇した。これは1回目と2回目の接種後には見られなかった反応で,予め処方されていたカロナールを飲み,その日の朝の歩行自主トレは中止した。午後には体温は平熱に戻った。2回目の接種後に経験した注射箇所の筋肉痛と下痢については,3回目の接種では妻からの報告はなかった。(2022-03-10)

3回目接種による体温の変化
3回目接種による体温の変化
3回目接種による血圧の変化
3回目接種による血圧の変化

接種後2日目の理学療法リハビリでは,療法士さんから「コロナワクチンの影響かどうかは分からないが,奥さんの身体の動きは良くなっている」とのコメントがあった。接種後に充分に睡眠をとったことによる効果なのかな。(2022-03-09)

3回目の接種の際に医師に提出した接種券のついた用紙は,次の週には,接種済証(臨時)のシールを貼付されて返却された。(2022-03-14)

3回目の接種済証
3回目の接種済証

4回目の接種

6月27日の訪問診療に際して,主治医から妻の4回目のコロナワクチン接種について打診があり,3回目の接種後に見られた彼女の副反応のようすを再確認した上で,基礎疾患がある患者として接種することを勧められた。それで,4回目の接種を受けることを了承。

京都市のウェブを見て,18歳以上で3回目接種を完了した全員に4回目の接種券を届けるが,全員が接種対象というわけではないことを確認。8月5日に4回目の接種券が届いたので,主治医に連絡し,8月8日の訪問診療の時に接種を受けることになった。

接種当日の夜には,体温はいつもより幾分高い程度(36.7℃)であったが,妻は注射箇所の筋肉痛と身体のだるさを感じたので,予め処方されていたカロナールを飲み,夜の歩行自主トレは行わず,早めに就寝した。筋肉痛と身体のだるさは翌日の午前中まで続き,朝の歩行自主トレもスキップしたが,夜にはいつもの距離(200m)の歩行自主トレを再開した。今回の接種では,体温と血圧の変化はほとんど認められなかった。

8月22日の訪問診療において医師にこれらの副反応のようすを報告すると共に,4回目の接種済証を受け取った。その時は,第7波のコロナ感染拡大がまだ続いており,主治医と看護師さんは物々しい防護服を着て現れた。(2022-08-22)

4回目の接種済証
4回目の接種済証
防護服を着て訪問診療
防護服を着て訪問診療

5回目の接種

妻は12月5日に訪問診療の主治医によって5回目の新型コロナワクチンの接種を受けた。接種済証には,今回から”2価:起源株/オミクロン株BA.4-5″の表示が追加されている。この接種以降,彼女の体調がイマイチ(風邪気味,下痢気味)の状態が2週間ほど続いた。ワクチンの副反応にしては継続期間が長いように思われるので,副反応によって体力が低下したところに風邪が取りついたと見るべきか。

5回目の接種済証
5回目の接種済証

主治医と訪問看護師さんにはその訪問の都度,私が妻の状態を細かく報告する(妻はまだそれができるほどには,言語障害が回復していない)とともに,下記のとおり症状の概要(薬は処方された薬以外のオプション)を記した文書を提示して,指示を仰いでいる。(2022-12-20)

接種後の症状の概要
接種後の症状の概要

それぞれ12月の7日と8日に行われた理学療法(PT)と作業療法(OT)の訪問リハビリでは,運動の内容を控えめにしてもらった。14日のリハビリでは,理学療法士さんは,激しい運動は避けて,足つぼマッサージを実施。リハビリ計画書には書かれていないが,状況に応じた柔軟な対応であった。20日には訪問看護師さんから「便軟化剤のマグミットの量をさらに減らす」ことを指示された。マグミットはお腹の調子を見ながらその量を調整するようにと医師から処方されているが,(妻の身体は時間遅れを伴うシステムなので)この調整はなかなか難しい。(2022-12-20)

理学療法士さんによる足つぼマッサージ
理学療法士さんによる足つぼマッサージ

しかしそのような妻の体調にもかかわらず,麻痺の残る右足の回復は順調なようで,彼女は歩きながら自身の右足先を杖で指し示して「ここ,ホントに治ってきている」と言って,発病前の右足先の感覚を思い出しているようだった。7日と8日のどちらのリハビリでも歩行トレーニングにおける妻の右足の運びを見ると,確かに内反が非常に少なくなっている。この様子をチェックするために,理学療法士さんは,妻が歩く前方に回って屈み込み,低い位置から観察していた。これは,妻が歩き出すと直ぐに廊下に出てきて観察していたキャンツの視点の位置に一致する。(2020-12-07/08)

理学療法(PT)と作業療法(OT)のリハビリでの歩行トレーニングにおける妻の足の運び
理学療法(PT)と作業療法(OT)のリハビリでの歩行トレーニングにおける妻の足の運び
屈み込んで低い位置から足の運びをチェック
屈み込んで低い位置から足の運びをチェック

6回目の接種

妻の6回目の新型コロナワクチンの接種券が届いた。しかし今回の接種は,訪問診療の主治医と相談して,次の配慮から見送ることにした。(2023-05-15)

  1. 前回の5回目の接種の後,2~3週間も体調を崩してリハビリが滞った。
  2. 現在非常に体調が良くて,回復感のラッシュが続いている(「回復感ラッシュ」のページを参照)ので,この好機にリハビリを積極推進したい。
  3. 妻が人混みに出ることはなく,彼女が接する可能性のある外来予定者(医師,看護師,療法士)と私はワクチン接種をしている。
6回目の新型コロナワクチン接種券
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