治療中の患者(および看病・介護する家族)には処方薬との付き合いが必要になることが多く,それを提供する調剤薬局に加えて,そこに提出する処方箋が身近な存在となる。
処方箋のエラー
(1) 打ち消し線が長すぎ
処方箋に医師が書き込んだ最初の打ち消し線が長すぎて薬の名前まで消している。さすがにこれじゃ薬剤師さんはどうしていいか分からない。(2019-09-20)
正しい修正は次のとおり:
2T –> 1T
1日2回朝夕食後 –> 1日1回夕食後

(2) エラーがエラー
訪問診療の医師から電話があり「処方箋に間違いがあったので,調剤薬局の電話番号を知らせてほしい」とのこと。私は処方箋を受け取った際に,前回の処方箋との差分をチェックして,内容確認を行うようにしている。今回の処方箋も内容確認済みだったので,ヘンだなと思い,どこが間違っているのかを聞いたら,しばらくの沈黙の後「すいません,間違っていると思ったのが,間違いでした」との回答だった。(2018-09-08)
(3) 処方箋は医師と薬剤師とのインタフェース
処方箋に記載ミスがあり得ることは,調剤薬局も分かっていて,必要に応じて医師に連絡して内容確認をやってくれているみたい。
妻が退院してきた直後は,訪問診療の医師は携帯端末を持たずに移動しているので,現場での処方箋の変更は手書きであった。それで医師が病院に戻ってからその変更を病院のシステムに登録し忘れていて,次回の処方箋に反映されていないことが何度かあった。
最近の訪問診療の医師(と看護師)は携帯端末とプリンタを持参していて,現場で変更を入力し処方箋を作成しているので,処方箋のエラーはかなり減った。アイキャッチの写真はその様子を示す。(2023-09-04)
処方箋は,基本的には医師と薬剤師とのインタフェースであり,患者またはその家族はそれを移動させるキャリアに過ぎないが,いろいろなエラーを見てしまうと,インタフェースの内容をレビューしたくなる。
調剤薬局のエラー
調剤薬局で受け取った一包化の薬のパック2袋の中が空っぽ。別のパックに間違って入っているのかな,と思って調べたが,入っていなかった。fatal errorではないが,2回分の薬が不足した。(2019-03-16)

医師が作成した処方箋の記入ミス等は薬剤師がチェックし,必要に応じて確認・修正できるが,調剤薬局のミスは,患者または患者の家族がチェックするしかなさそう。
体調に応じた調整への対応
妻はまだ多くの処方薬を飲んでいて,その中に便軟化剤のマグミットも含まれる。その量はお腹の調子を見ながら調整するようにとの医師からの指示を受けている。この調整がなかなか難しい。
手足の筋肉の動きの回復と同様に腸の動きも回復しつつあり,次第にマグミットの腸は減らしている。退院直後は,330mgの錠剤を日に3錠飲んでいたが,最近は日に0.5~1.5錠となっている。
小数点以下の調整は,錠剤をカットして対応せよとの医師の指示に従い,私がナイフで錠剤をカットして1/3錠,1/2錠,2/3錠を用意している。これらを並べると,月の満ち干を連想してしまう。言うなれば「tablet moon」。(2022-01-26)


