「しつこい右脚の筋肉痛とそれへの対処,その間も脳は回復」のページにまとめたように,妻の歩行を阻害する主な症状として,
(1) 左足親指の巻き爪
(2) 右膝のクローヌス(意思とは無関係に筋肉が微小振動する病的反射)
(3) 右太腿上部(内側と外側)の筋肉痛
(4) 右膝裏の筋肉痛
がある。それらが現われては消え,現われるたびに私が右往左往する様子は殆どモグラ叩き。
同ページに示されるように,妻の右脚(右太腿上部と右膝裏)の筋肉痛は11月3日には治まってきた。そして11月5日には歩行自主トレで廊下12往復ができるようになったが,11月6日の朝にはもう一つの歩行阻害要因である左足親指の巻き爪が痛くなった。(2024-11-06)
それで私が,左足親指の皮膚に食い込んでいる爪の右端の先端だけをカットして,昼の歩行自主トレでは妻は廊下10往復をクリア。午後のリハビリでは,理学療法士さんが積極推進する杖なし歩行のトレーニングを受け,自主トレでも杖なし歩行を実施した。(2024-11-06)

しかし翌11月7日には再び巻き爪の痛みが出たので,左足親指の皮膚に食い込んでいる爪の右端部分をすべてカットした。その結果,11月8日には爪の痛みはほぼ解消している。このカットは,訪問看護師さんが推奨しトライするスクエアカット(アイキャッチの写真を参照)とは相反する対処になるが,痛みで歩けなくなる状態からの素早い回復のためにやむを得ず実施した。(2024-11-08)

参考までに右足の親指も示す。こちらの親指の爪は巻き爪ではないが,訪問看護師さんによってスクエアカットされている。(2024-11-19)

歩き難さを知るために使っている歩行自主トレでの廊下往復数のその後(11月4日以降)の推移を見ると,上記以外にも次のような歩行を阻害する脚の症状があって(モグラ叩きのモグラは増える?),なかなか悩ましい。
(5) 左膝の筋肉痛
(6) 左足先のこむら返り
(7) 巻き爪とは反対側の左足親指の痛み

右脚をかばうことによって生じると思われる左膝の症状については,以前にも経験している(「後ろ歩きと横歩き」の節「左くるぶしの腫れ」および「右足首のサポータを使わなくなるか」のページを参照)。
左足先のこむら返りは「いつも回復傾向を示しているわけではない」の項目(4),および「コロナ後の屋外歩行トレーニングの再開」の項目(8)に報告があり,今回も芍薬甘草湯を飲んで対応した。
巻き爪とは反対側の左足親指の痛みは今回初めて経験した。とりあえずロキソニンゲルを塗布。
脚の症状ではないが,お腹の調子や風邪気味による体調不良も歩行を阻害する症状になり得る。11月4日の午後には歩行自主トレ中にトイレに行くことになったが,その原因は便軟化剤マグミットの量の不適切(「処方箋,調剤薬局,そして処方薬」の節「体調に応じた調整への対応」を参照)と思われ,その量を減らすことによって解決した。
その後,下記に示すとおり,11月17日の朝と昼の歩行自主トレでは,彼女は廊下10往復を歩けたが,夜には右膝と右足首を動かし難いという症状が出て,廊下1往復しかできなかった。翌朝にはほぼ回復したが,このように小さいモグラはなお出続けている。(2024-11-18)
