以前の住まいの近くにいた人達

古い宅配便の注文伝票の控えを見て記憶内容を確認 リハビリ
古い宅配便の注文伝票の控えを見て記憶内容を確認

古い宅配便の注文伝票を見て記憶内容を確認

妻は,言語リハビリでのフリーディスカションで言語聴覚士さんに提示する資料を作成していると,病気によって失ったさまざまな記憶を回復し易い(「失っていた記憶の回復が続く」の節「言語聴覚士さんに提示する資料の作成」を参照)ようで,以前の住まいとその近くに住んでいたネコ達に関する様々な記憶を甦らせ(「以前の住まいの近くにいたネコ達」のページを参照),最近はそのネコに関連した人達(以前の住まいの近くにいた人達)の活動をかなり詳細に思い出し始めた。

3月4日朝の歩行自主トレで彼女は,廊下から見える書棚にあった古い宅配便の注文伝票の控えのファイルを見つけ,それを食い入るようにしてレビュー(アイキャッチの写真を参照)しながら「そうだった」と言って,人間関係に関する記憶内容の確認を行っていた。宅配便の注文伝票には,届け先と依頼主との間に受け渡される物と日付という人間関係の一端を示す情報が含まれているので。(2026-03-04)

このような記憶内容の確認を行っていると,夫婦で共有していたハズの情報に多少の食い違いが明らかになることがある。彼女が私に伝えなかった(又は伝え忘れて,伝えたつりになっていた)こと,およびその逆のことである。私の海外出張が多かったので,その間のことについてそれが多い。些細なことがほとんどだが,改めて夫婦で共有している。(2026-03-04)

葬儀の参加者達の様子

3月13日の言語リハビリで妻は予め用意した多くのプレゼン資料を広げ(下記の写真を参照),そこに彼女が書いた多くのトピックを,どういう順序で説明するとその内容を理解していただき易いかを考慮しながら,言語聴覚士さんに対してプレゼンを行った。(2026-03-13)

言語リハビリでのプレゼン資料

主なプレゼン内容は,東京都港区で行われた葬儀に参列した時に彼女が見て強く印象に残った次のできごと:
(1) 故人の息子さんの小学校の友人達が多数参列していた。
(2) その中の何人かは火葬場まで息子さんに同行した。
(3) 町内会の防災メンバーが霊柩車の出棺に際して最後を見送る演技(「失っていた記憶の回復が続く」の節「記憶の回復が顕著で言語の回復がそれに追い付けない」を参照)を行っていた。

妻は,小学校の学友達がその親の葬儀に多数参列し,しかも何人かは火葬場まで同行するということに強い関心を示し,ウェブでそのコミュニティと当時の時代背景を調査して,その結果を言語リハビリでのプレゼンに含めていた。

町内会の防災メンバーによる葬儀での演技を見たことは妻にとって初めての経験だったようで,その時の驚きを言語聴覚士さんに伝えていた。言語聴覚士さんもそのような活動は初耳だったらしい。(2026-03-13)

特別なコミュニティを形成する小学校への入学方法

妻は前回のリハビリで紹介した,小学校の学友達がその親の葬儀に多数参列し,しかも何人かは火葬場まで同行するというコミュニティ(前節を参照)に興味を感じたようで,そのような特別なコミュニティを形成する私立の小学校には,どんな子供がどのようにして入学するのかをウェブで調査して,3月20日のリハビリで言語聴覚士さんに対してプレゼンを行った。

プレゼンの主な内容は,入試問題,受験準備の学習塾/幼稚園,親の条件,費用,入試経験者の話など。いずれも妻自身は経験したことのない内容なので,過去の記憶を辿り思い出すというプレゼンではなかったが,学習塾と幼稚園が以前の住まいの近くに存在していることが分かり,私にも興味深かった。

以前の住まいの近くにいたネコ達に関するプレゼンで彼女が用意したネコマップ(「以前の住まいの近くにいたネコ達」の節「ネコマップと飼われ方の分類」を参照)の一部にその幼稚園が記載されていたので,その部分を下記に示す。

以前の住まいの近くの幼稚園

小学校入学直前の5歳の息子をもつ言語聴覚士さんは,今回のプレゼン内容にはこれまでとは異なる興味を感じられたようで,妻がまとめたプレゼン資料を写真撮影していた。(2026-03-20)

味噌のエキスパート

妻は言語のリハビリで,東京の以前の住まいの近くにいた人達について記憶を辿り,思い出したことをプレゼン資料にまとめて,フリーディスカションのトピックとして言語聴覚士さんに説明することを続けている。

3月27日には,当時近所にあった味噌の専門店におられた味噌のエキスパートについて,本人およびその店の人から聞いた話を思い出して,次のような内容のプレゼンを行った。
(1) 国内各地での味噌造りの修行
(2) 東京の味噌
(3) 利用者の要求に合せた合せ味噌の提案

妻は東京から京都に転居した後もその店から東京の味噌を購入していたようで,その時の郵便振替払込票に彼女が記入したメモ(下図を参照)が,今回の記憶回復のきっかけになったみたい。

郵便振替払込票の一部

そのメモは彼女が発病前に利き手の右手で書いたものであり,現在彼女が左手で書いている筆跡とは幾分異なる。言語聴覚士さんは,右片麻痺と言語障害を患う患者の発病前の筆跡を見る機会は殆どなかったようで,その郵便振替払込票を興味深げに観察されていた。(2026-03-27)

マンション経営者とその奥さん

東京の以前の住まいの近くにいた人達についての,妻の言語のリハビリでのプレゼンはまだ続いている。4月3日には,近所におられたマンション経営者とその奥さんを採り上げ,彼らの周囲で起きた印象深いできごとを思い出して,次のような内容のプレゼンを行った。(2026-04-03)

(1) 彼らは高級マンションをめざして,外国人と何人もの芸能人を入居者としていた。
(2) 芸能人が問題を起す度に大勢のパパラッチが集まってきて,無関係な私達が住む隣のマンションまで巻き込まれた(玄関にパパラッチが群がっていて入れない)。
(3) パパラッチの乱暴な取材に義憤を感じた私達のマンションの住人の一人が,高級マンションの裏口から問題の芸能人をパパラッチに見つからないように,彼の車で脱出させた。

その脱出経路を妻は聞いていたようで,件(くだん)のネコマップにそれを追記してくれた。追記部分を下図に示す。(2026-04-03)

脱出経路

私達が住んでいたマンションのユニークな住人達

東京の以前の住まいの近くにいた人達に関する,4月10日の言語リハビリでのプレゼンとして,妻は私達が住んでいたマンションの住人達の彼女の記憶に残っていた次に示すようなユニークな活動を,例によって,彼女が用意したプレゼン資料を言語聴覚士さんに提示しながら紹介した。その幾つかは,私も初めて聞く内容であり,改めて夫婦で情報共有(前述の節「古い宅配便の注文伝票を見て記憶内容を確認」を参照)している。(2026-04-10)

(1) 高級クラブのママさんは部屋の中での水漏れで高価な服を台無しにされて怒った。
(2) 恋人と同棲中の男性の部屋に,別居中の奥さんが刃物をもって侵入して大騒ぎになった。
(3) 日本語を話せない大勢の外国人女性を住まわせていた男性とは,全く連絡がつかなくなった。
(4) 私達の部屋の下の階に住む独身サラリーマンは,調理中に居眠りをして火事を起こしそうになった。私が階下からの煙に気付いて,管理人さんに通報し,事なきを得た。
(5) 裕福なご夫妻と共にに住むその息子さんは精神疾患を患っていて,盗癖があった。
(6) その息子さんと同じ階に入居してきたご夫妻は,小学生の娘さんの服を屋上の洗濯物干し場で何度も盗まれ,直ぐに退去していった。
(7) マンションの管理人さんは,彼等の行動に翻弄されていた。

このような話を聞いた言語聴覚士さんは,「まるでマンション内人間ドラマを見るみたい」と感想を述べていた。(2026-04-10)

屋上の洗濯物干し場を妻は気に入っていて毎日使っていたが,私達が盗難の被害を受けたことは無かった。屋上の写真に彼女が追記した洗濯物干し場のプレゼン資料の一部を下図に示す。

屋上の洗濯物干し場
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