介護は文書処理だらけ

「入院患者データベース記入用紙」の先頭部分 リハビリ
「入院患者データベース記入用紙」の先頭部分

妻の看病・介護をしていると,事あるごとに膨大な量の文書処理(レビューだけでなく作成も)を求められる。「介護とリハビリの時間的な流れ」のページに示した主な事象について,そこで必要になった文書を紹介する。

急性期入院

妻が救急搬送され,急性期入院となった時に,その場で手渡され,確認,署名,関連事項の記入が求められた書類は次のとおりである。(2017-10-28)

  1. 入院患者データベース記入用紙
  2. ヨード造影剤を用いる検査の説明および同意書
  3. インフォームドコンセントチェックシート(確認と署名)
  4. 医療行為同意書(確認と署名)
  5. 行動制限(抑制・拘束)に関する同意書(確認と署名)
  6. 実費徴収同意書(確認と署名)
  7. 入院時の誓約書(確認と署名)
  8. 入院診療計画書(確認と署名)
  9. 脳卒中地域連携パスに関する説明書・同意書(確認と署名)
  10. 入院の説明(確認だけ)
  11. 入院のしおり(「身元引受書兼診療費等支払保証書」「限度額適用認定証について」を含む。確認だけ)
  12. 薬物中毒症の検査 (確認だけ)
  13. 初診の扱い (確認だけ)
  14. 迷惑行為等への対応 (確認だけ)

特に1.の「入院患者データベース記入用紙」には,緊急連絡先,病歴,家族構成,入院までの経緯,喫煙状況,アレルギー,ペースメーカ手帳,内服薬,義歯,排泄習慣,睡眠時間,介護保険等に関する細かい記載をその場で求められ,手書きで文書を作成しなくなった私には,かなり厳しい作業であった。入院までの経緯については,私が記載した内容が,その後必要になった保険申請書類等に医師によって転記されていることがわかり,その重要性を後日確認することになった。

「入院患者データベース記入用紙」に記入した入院までの経緯の一部
「入院患者データベース記入用紙」に記入した入院までの経緯の一部

回復期リハビリの病院へ転院

回復期リハビリの病院へ転院に際しては,転院先の病院に到着した時,次の書類が提示され,確認,署名,関連事項の記入が求められた。(2017-11-14)

  1. 入院歴調査票
  2. 実費徴収同意書(確認と署名)
  3. 退院支援計画書(確認と署名)
  4. 転倒転落アセスメントスコアシート(確認と署名)
  5. 入院にあたっての確認事項(確認と署名)
  6. 入院時看護計画書(確認と署名)
  7. 入院診療計画書(患者用)(確認と署名)
  8. 入院診療計画書(病院保管用)(確認と署名)
  9. 入院誓約書(確認と署名)
  10. 入院の案内(確認だけ)
  11. 介護サービス利用手続(確認だけ)
  12. 限度額適用認定証について(確認だけ)

介護サービス利用手続に関しては,地域医療連携室・社会福祉士の担当者から丁寧な説明を受け,1週間後に区役所に行って手続きを行うことを指示された。限度額適用認定証に関する説明は,急性期入院の病院で「入院のしおり」に添付されていて,その入院期間中に対応を完了した。

回復期リハビリの病院を退院

回復期リハビリの病院を退院に際しては,継続してリハビリを受ける通院先のリハビリクリニック,および在宅診療をお願いする診療所への次の提出書類等が手渡された。これらの文書の関しては,私に求められるアクションは各宛先への提出だけであった。(2018-01-29)

  1. ケアマネジャ宛て看護サマリー
  2. リハビリクリニック宛てリハビリサマリー
  3. リハビリクリニック宛て診療情報提供書
  4. 在宅診療所宛て診療情報提供書
  5. 退院証明書(確認だけ)
  6. 地域連携計画説明・同意書(確認と署名)
  7. 退院時処方の薬説明書(確認だけ)

介護保険申請

回復期リハビリの病院での指示に従って区役所に行き,担当窓口で次の書類に必要事項を記入して提出した。(2017-11-21)

  1. 認定調査連絡票
  2. 介護保険申請書

そして申請中における次の書類の提供を受けた。

  • 訪問調査日程(確認だけ)
  • 介護保険資格者証(確認だけ)
  • 介護保険負担割合証(確認だけ)

訪問調査日程に示されたとおり,11月27日に区役所の調査員が入院中の病室に来て訪問調査(約70項目,必要に応じて私が回答)を実施。2018年1月11日に要介護3の認定結果通知と共に,介護保険被保険者証が送られてきた。その内容をチェック(1月15日)した病院の地域医療連携室の社会福祉士と相談(1月18日)して,ケアマネージャを決める。同月の23日には,居宅介護支援事業所を追記した介護保険被保険者証(改訂版)の送付を受けた。

身体障害者手帳交付申請

身体障害者手帳交付申請のために区役所に行き,担当窓口で次の書類を本人の顔写真と共に提出した。(2018-12-07)

  1. 身体障害者診断書・意見書_言語機能障害用
  2. 身体障害者診断書・意見書_肢体不自由用
  3. 身体障害者手帳交付申請書
  4. 身体障害者手帳交付申請書補助票

1.と2.は医師に書いてもらう文書だが,それら以外は私が(妻の代理で)その場で作成し,提出した。申請書の受付控えはない。2019年2月6日に交付通知を受け,翌日,区役所の担当窓口に行って,身体障害者手帳の交付を受けると共に,タクシー利用券交付申請,医療費支給申請を行った。2月15日には,福祉医療費受給者証が郵送されてきた。

障害年金申請

妻の国民年金を障害年金に切り替える申請作業を行った。市内の年金事務所に行って,提出した文書は,次のとおりである。(2021-10-06)

  1. 受診状況等証明書
  2. 診断書_現状の言語機能障害用
  3. 診断書_認定日の言語機能障害用
  4. 診断書_現状の肢体障害用
  5. 診断書_認定日の肢体障害用
  6. 病歴・就労状況等申立書
  7. 国民年金障害基礎年金請求書
  8. 認定日が承認されなかった時の対応の書類
  9. 年金生活者支援給付金請求書
  10. 障害年金請求書の受付控(確認だけ)
  11. 障害年金説明事項の確認(確認だけ)
  12. 年金生活者支援給付金の案内(確認だけ)
  13. 年金生活者支援給付金請求書の受付控及び説明事項の確認(確認だけ)
  14. 国民年金保険料口座振替辞退申出書
  15. 国民年金保険料免除・納付猶予申請書
  16. 加給年金額支給停止事由該当届
  17. 返納方法申出書

いずれも紙面に固定枠が用意されていて,そこに手書きで記入するという昔ながらの申請書類。1.~5.は医師に書いてもらう文書だが,それら以外の殆どは私が(妻の代理で)作成し,提出した。特に6.の「病歴・就労状況等申立書」にはかなりの文字数の記入が求められ,その作成に疲れ果ててしまった。

6.に記入すべき内容については,医師,看護師,療法士に日々報告するためにこれまで私がまとめた電子化文書があるので,その準備は短時間に終えられたが,それを手書きで指定された用紙の固定枠に書き写すという作業に多くの時間を費やしてしまった。年金系の書類は高齢者が扱うことが多いので,あえて電子化していないのかもしれないが,手指の動きが鈍くなった高齢者だからこそ文書は電子化して欲しいと思ってしまう。

提出した「病歴・就労状況等申立書」の一部
提出した「病歴・就労状況等申立書」の一部
年金事務所の対応窓口
年金事務所の対応窓口(担当者が書類のチェックをしている時,ここで待機する。)

年金証書(裁定日 2021年12月9日)は同年12月17日に送られてきたが,年金の最初の振込みは2022年2月15日であった。最初の振込みは,裁定日が月の前半の場合には,翌月(奇数月であっても)の15日とのウェブでの予定より1ヶ月後になった。

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