お膳を運ぶトレーニング

水が入った食器を運ぶ お手伝い
水が入った食器を運ぶ

妻は,何とか家事に参加したいという思いが強くなってきているので,訪問リハビリの作業療法士さんと相談して,日々の生活に必要な動作のトレーニングの一つとして,ダイニングテーブルと流し台との間でお膳を運ぶトレーニングを開始した。

私がスーパーで買ってきた食材を,買い物バッグの中から流し台の上に左手で移動する動作は,既にほぼ毎日行っている(「右上肢のトレーニング(基礎動作から生活動作へ)」のページを参照)が,これには歩行は伴わない。

麻痺が残る右手で縫いぐるみを掴んで運ぶ動作は既にトレーニングしているが,縫いぐるみより重い食器を保持する力がまだ右手には戻ってきていないので,まずは落としても割れない食器(木製のお椀)を,杖を持つ左手で運ぶトレーニングを行った。食器の中には,作業療法士さんが用意したダミーの食べ物(固形)が入っている。(2021-09-09)

ダミーの食べ物が入った食器を運ぶ
ダミーの食べ物が入った食器を運ぶ

キャンツは,割れない食器を運ぶ妻の作業を見ながら,自身も同じことをやってみたいと思ったのか,長テーブルの上に置いてあるブルーの携帯用食器の前で待機していた。

キャンツは携帯用食器の前で待機
キャンツは携帯用食器の前で待機

次に妻は,流し台で水を入れた食器(お椀)を,杖を持つ左手でダイニングテーブルまで運ぶことに挑戦。何とかテーブルまで運んできたが,食器をテーブルの上に置く直前に,その中の水を少し零してしまった。水を運んでいるという緊張感が筋肉をこわ張らせていたみたい。作業療法士さんにとってこれは想定内のことだったようで,彼は予め用意した雑巾で零れた水を拭き取っていた。(2021-09-16)

食器から溢れた水を拭きとる作業療法士さん
食器から溢れた水を拭きとる作業療法士さん

その後,作業療法士さんの提案に従って,落としても壊れない食器を使い,運搬中に食器から内容物を零してもいいように,配膳はせず下膳に限定しての自主トレを継続した。その結果,何とかダイニングテーブルから流し台まで,自身の食べ残しの味噌汁が少し入っている食器を運ぶことができるようになった。(2021-09-23)

食べ残しが入っている食器の下膳
食べ残しが入っている食器の下膳

自主トレで使った食器は,杖を持つ手で持ち易いように取っ手があり,ポリプロピレン製で落としても壊れないもので,私が通信販売のWebで見つけて購入した。

取っ手付きのポリプロピレン製食器(をキャンツが納品検査)
取っ手付きのポリプロピレン製食器(をキャンツが納品検査)

12月には,右手の動きが幾分よくなってきたので,右手で食器を運ぶ作業に挑戦。杖をつく左手で食器を掴んでいた時は,どうしても運搬中の食器の揺れが大きかったが,右手で運ぶことにより,食器の揺れは少なくなった。しかし食器の取っ手を掴んだり離したりする瞬間に,まだ指の動きがぎこちなくて食器を大きく傾けてしまい,内容物を零すことがある。(2021-12-02)

右手で食器を運ぶ
右手で食器を運ぶ
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