頻発する回復感の合間のトラブル

まだ妻の後ろを歩いて脇の下に手を添えることが必要 リハビリ
まだ妻の後ろを歩いて脇の下に手を添えることが必要

特異日

毎日のように右の上肢・下肢のどこかに現れる妻の回復感とそれに伴う不安感は,たまに不安感だけか顕著になる日がある。「いつも回復傾向を示しているわけではない」のページには2024年2月17日の例を示したが,8月19日にも似たような症状を呈していた。

起床直後の洗面に向かう時の歩行が不安定になって,彼女の後ろを歩く私が彼女を支えて転倒を防いた。さらに,昼食後に飲んだ薬の袋を片付けようとした時にもふらついた。アイキャッチの写真に示すように,まだ私が妻の後ろを歩いて脇の下に手を添えることは必要。これらのふらつきは,その時彼女が幾分風邪気味だったことも,影響しているのかもしれない。それでその日の朝・昼・夜の歩行器を使った歩行自主トレは中止し,体調の回復を待った。翌日にはいつもの状態に戻っている。(2024-08-19)

10進でない数値計算による血圧

妻の体温と血圧は毎日朝と夜に私が測定して記録し,医師,看護師,およびリハビリ関係者に報告している。最近の測定結果は極めて安定しているが,1回だけ急に血圧が高くなったことがあった。

その時,彼女に何かいつもと違うことがあったかを尋ねたところ,少し複雑な数値計算(二つの日付の間の期間(年月日)を求める計算)をして頭が混乱していたと言う。彼女は10進の加減算は何とかできるようになってきたが,10進でない年月日の減算は,回復途上の妻の脳には負担が重く,血圧上昇につながったみたい。(2024-08-20)

以前に私が妻を連れて通っていたリハビリクリニックで,何人かの患者さんが言語聴覚士さんから四則演算のトレーニングを受けていたことを思い出した。

この血圧上昇をその日に来られた訪問看護師さんに報告したところ,それは充分にあり得ることで,そのようなことで血圧が変化することはむしろ望ましいとのことだった。(2024-08-20)

麻痺のない左の膝を捻る

妻は夕食後にトイレに入り,向きを変えて便座に座ろうとしたとき,麻痺のない左脚の膝を痛めた。最近身体を大きく捻ることが楽になった(「毎日のように上肢,下肢および言語に強い回復感」の節「身体を左右に捻ることができるように」を参照)ので,狭いトイレの中で無理な姿勢をとって左膝に負担がかかったのかな。(2024-08-16)

トイレの中で左膝を押さえて痛そうにしている彼女に「捻ったのか」と聞くと,「そう,捻った。あっ,”捻る”って(メモ帳に)書いてない」とのこと。トイレから出て,ロキソニンテープを左膝に貼ってから,彼女が日常使う言葉を書き留めているメモ帳にそれを記入。そんな時にも言葉の記憶回復への意欲が衰えない彼女の対応に驚かされた。(2024-08-16)

妻のメモ帳の最近のページを下図に示す。左膝を痛めた時に書かれた「捻る」だけでなく,お盆休みの時の言語リハビリの際(「お盆の期間のリハビリ」の節「言語療法リハビリ」を参照)に記入された「筋肉痛」もある。

メモ帳に書かれた「捻る」と「筋肉痛」

その痛みは翌日以降にも続き,翌日の朝と昼の歩行自主トレは,廊下5往復に距離を短縮して実施した。訪問看護師さんにはその旨報告して,左膝をマッサージしていただいた。(2024-08-20)

特異日の後の安定した歩き

回復感が頻発する状況下でトラブルが連続するような特異日が過ぎると,妻の身体の動きはかなり安定し,歩行器を使った朝・昼・夜の歩行自主トレにも余裕ができて,歩きながら部屋干しの洗濯物のしわを伸ばしたり,町内会から配られた敬老会名簿をレビューしたり。(2024-08-25)

洗濯物のしわを伸ばす
敬老会名簿をレビュー

上記の写真で妻が着ている服と洗濯物とが同じであるのは,服を通販で購入せざるを得ず,適切なサイズを指定することが難しいので,よくフィットする服を買えると,もう一着同じものを購入していることによる。「服の購入と二次加工」の節「通販で購入」を参照。

右太腿の筋肉痛と股関節の動きの強化

妻の右下肢の回復感と筋肉痛の繰り返しがまだ続いている。つまり,これまで脳からの指示が届かなくてすっかりサボっていた筋肉に突然指示が届くようになって,回復感を感じ,そこを動かし始めるので慣れるまでは筋肉痛に悩まされる。

彼女は「両脚を揃えて投げ出すことができるようになった」と言って喜んでいた(「寝転んだ姿勢での移動」の節「両脚を揃えて投げ出す」を参照)が,すぐに右太腿上部(内側)の筋肉痛を感じ,しばらくすると「以前よりもさらに両脚をしっかり密着できるようになった」と言ってきた。要するに股関節を強く動かせるようになってきたみたい。(2024-08-30)

以前よりもさらに両脚をしっかり密着できる

作業療法士さんも妻の股関節の可動域の変化に気付いていたようで,股関節を動かす筋トレを開始している。右膝を曲げたまま右脚を上げる。(2024-08-22)

右膝を曲げたまま右脚を上げる筋トレ

なお右太腿上部の筋肉痛は,左手で杖を持つ代わりに食器を持って,それを杖なし歩行で歩いて運んだ(「各種作業が日々の活動としてほぼ定着」のページの項(3)を参照)後にも,強く感じられた。(2024-08-26)

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