麻痺が残る妻の右脚については,そこに体重をかけることができるようになったことを考慮した歩行レーニングが行われてきたが,右のふくらはぎと太腿に力が入り過ぎてそこの筋肉が固くなり,歩き難くなるという傾向が確認された。これは,訪問リハビリの理学療法士さんによって指摘されたが,歩き難さは毎日の屋内歩行自主トレーニングの距離にもある程度現れていた。
6月11日から7月18日までの屋内歩行自主トレーニングの距離を示す。この歩行距離は,足以外の体調等の影響も受けていて,決して歩き易さそのものの数値化ではないが,日々のその変化を見ると,理学療法士さんの次の説明が納得できる。ボトックス(BTX)注射直後に歩行が幾分不安定になる期間(「ボトックス注射」のページを参照)を経た後,右脚に体重をかけた歩行が容易になって歩き易くなり,その状態をしばらく続けると,右脚への負担が筋肉の固さとなって表面化して,歩き難くなることがある。

そこで理学療法士さんは,固くなった筋肉をほぐすことに注力し,そのためのトレーニングを開始した。その概要を次に示す。(2021-07-17)
ステップ1: 左を下にして寝た姿勢で,右脚をストレッチ。

ステップ2: 仰向けに寝た姿勢で,腰回りと右脚をマッサージ。

ステップ1, 2を繰り返し行って,固くなった筋肉をほぐし,押した時の痛みの減少を確認する。
ステップ3: 座った姿勢から立ち上がり,そしてまた座る。この時,左足を大きく前に出す。

ステップ4: 歩く。この時,意識して左足を前に出すようにする。

キャンツはいつものようにリハビリの様子を見続ける。最初はネコらしく物陰から見ているが,ステップ3のリハビリ内容が特に興味津々のようで,つい身を乗り出してしまう。


その後,ステップ5として,ベッドに寝た姿勢で右脚を伸ばし,太腿とふくらはぎの筋肉をほぐす,というマッサージを追加している。

そしてボトックス注射後のこれまでの経緯(1.~4.)と今後の方針(4.~5.)を確認した。
- 右脚にも体重をかけられるようになる。
- 右脚に体重をかけることを前提とした歩行のトレーニング(脚の振り出しかた等)
- 右脚の筋肉が固くなり,歩き難さを感じる。
- 右脚の筋肉をほぐし,歩行時に力をぬくトレーニング。
- 妻にとって最も歩き易い歩行パターンを見つける。
いつものようにキャンツは理学療法リハビリの内容に強い興味を示し,だらしなく寝転んではいるがしっかりリハビリをチェック。妻と療法士さんが姿勢を変えると,キャンツも姿勢を変えてチェックを続けるのが凄い。療法士さんは,絶えずネコの視線を感じていたとのこと。(2021-7-24)



