縫いぐるみをきっかけとする更なる想い出し

1999年8月に妻と一緒に訪れたセキグチ・ドールガーデン グッズとウエア
1999年8月に妻と一緒に訪れたセキグチ・ドールガーデン

非常持出袋の隣に置いた縫いぐるみ

寝室のベッドの横に置かれた非常持出袋の隣にいる縫いぐるみを指さして,妻が何か言いたそうだが,なかなか言葉が出てこない。しばらく考えて「クマ」と言う。

そう言えば前夜にテディベアの話をしていたので,我が家にいるクマの縫いぐるみを思い出した様子。それで「これはハロッズのテディベアじゃない」と私が言うと,彼女は「分かっている。これは母さんの形見」とのこと。形見という言葉は,発病以来彼女から初めて聞いた。(2025-03-24)

非常持出袋の隣に置いた縫いぐるみ

それで彼女自身の縫いぐるみとは一緒にせず,非常持出袋の隣に置いていたのか,と納得。彼女の母親も彼女と同様に縫いぐるみマニアだったみたい。そのクマの横にいるモンチッチも母親から引き継いだとのこと。(2025-03-25)

枕元に置いた縫いぐるみ

妻が彼女の母親の形見の縫いぐるみを思い出してくれたので,それらの入手の経緯を聞いてみたが,いずれも,妻が私と一緒に暮らし始めた後で入手したもので,その経緯については彼女も聞いていないとの説明を受けた。

妻が私と一緒に暮らし始めた後で彼女自身が買い集めた縫いぐるみはクッキーモンスター(「リハビリへの縫いぐるみの利用」のページを参照)であるが,それらよりずっと前に入手したというセキグチ製の縫いぐるみ「こぐまのグッチ」を彼女は今でもベッドの枕元に置いている。

枕元に置いた縫いぐるみ「こぐまのグッチ」

縫いぐるみに関する記憶の辿りついでに,妻の縫いぐるみの歴史を聞いてみた。彼女はウェブで確認しながら,次のように思い出してくれた。(2025-03-26)

(1) 1972年より前
桃色のクマの縫いぐるみ(セキグチ製ではない)を持っていた。今は残っていない。

(2) 1972年
セキグチから「くたくたモンキー」が発売されると直ちに購入。今は残っていないが,セキグチが伊豆高原に開設した博物館(セキグチ・ドールガーデン)で1999年8月に再会。妻と一緒に訪れたドールガーデンの写真をアイキャッチに示す。下図はそのドールガーデンに展示されていた「くたくたモンキー」(左)と「こぐまのグッチ」(右)。

ドールガーデンで見た「くたくたモンキー」と「「こぐまのグッチ」

(3) 1973年(妻は10歳)
セキグチから「こぐまのグッチ」が発売されると直ちに購入。現在も所持。購入時から服を着ていて,そこに”Monchhichi”の文字が見えるが,購入時にはその文字はワッペン状のもので隠されていた。「モンチッチ」の発売は1974年。

縫いぐるみのおかげで,何と10歳の頃の記憶まで辿ることができた。またしても縫いぐるみが彼女の脳出血後遺症の記憶障害からの回復に寄与している。

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