屋内歩行自主トレーニング

歩行自主トレを監視 リハビリ
歩行自主トレを監視

妻の右脚の回復傾向はまだ続いていて,日々変化する脚の筋肉の状態に合わせた歩行ができるように,理学療法リハビリの歩行自主トレを毎日続けている。10メートルの廊下を朝と夜に(日によっては昼も)それぞれ約10往復する屋内歩行のトレーニング。脚の筋肉の状態と歩行パターンとがうまく合わなくてふらつくことがあるので,転倒を防ぐために妻の一歩前を私が後ろ向きに歩く。

2021年3~4月の歩行自主トレ内容

天候の影響は受けないが,朝も夜も全く環境が変わらない廊下での単純作業を黙々と続けるのは精神的になかなか厳しい。時々キャンツが足元を駆け抜けて,何が起きるか分からない屋外公道の歩行環境をシミュレーションしてくれる。

アイキャッチの写真は廊下に平行に置かれた長テーブルの下で,この歩行自主トレを監視するキャンツ。飛び出すタイミングを見計らっているのかな。照明が暗いので不鮮明。(2021-04-29)

長テーブルに登るために用意された階段の途中から歩行自主トレを監視することもある。(2021-02-03)

少し高い所から歩行自主トレを監視
少し高い所から歩行自主トレを監視

屋内歩行のトレーニング中に,妻の一歩前を私が後ろ向きに歩くサポート体勢は,必ずしも彼女の転倒を防ぐのに充分でないことが分ったので,その後,私は妻のすぐ後ろに付いて右手を彼女の右脇の下に入れるサポート体勢をとるようにしている。

後ろに付いて右手を妻の右脇の下に
後ろに付いて右手を妻の右脇の下に

この時,私の左手は往復回数のカウンタになっている,つまり廊下の一端でターンする度に指を折って(1インクリメントして)何往復目を歩いているかを記憶する。

歩行練習のサボートをしていると,いつ妻がふらつくか分からないので常に緊張感はあるが,基本的には単純な作業であってその最中にいろいろな雑念が入り,いま何往復目を歩いているのかがふと分からなくなることがある。それてこの左手によるカウンタが必要になる。

何往復目を歩いているかのカウントは妻も歩きながら行っていて,ターンする時に回数を唱えている。つまり「歩く」という理学療法リハビリの自主トレを実施すると同時に,「数える」という言語療法リハビリの自主トレをも実施している。

退院後3年目頃までは,彼女は”7″までは正確に数えられたが,なぜかそれを超えるカウントが不正確であった。最近は”7″の次は正しく”8″になっている。これは彼女の頭の中のカウンタの問題ではなく,「ハチ」という発音をうまく行えなかったというレンダリングの問題である可能性もある。(2022-05-15)


妻の理学療法リハビリの自主トレとして,廊下を朝夕それぞれ10往復ほど杖をつきながら歩く(転倒のリスク回避のため,そのすぐ後ろを私も歩く)作業はその後も継続している。1往復する度に,彼女は「いっかい」「にかい」…と唱えながら回数を数え,言語療法リハビリの自主トレをも平行して行っている。

先日妻は,その歩行自主トレを終えた後,思い出した他の言葉(「言語リハビリの自主トレ(漢字の読み)」のページを参照)と同様に,メモ用紙に回数を漢字で書き,さらにその読みを仮名で書き加えて,私にレビューを求めてきた。六回と十回が漢数字単体の読みに「かい」を続けただけの読みが表記されていたので,それを訂正した。分かりやすいように,漢数字単体の読みとは異なる読みになるものについて,その根拠を加えて表にして彼女に示した。(2022-08-31)

回数の読み(妻のメモ)
回数の読み(妻のメモ)
回数の読み(漢数字単体の読みとは異なる読みを黄色で表示)
回数の読み(漢数字単体の読みとは異なる読みを黄色で表示)

このような読みの揺れを示すと,回復中の妻の脳が混乱するのではないかと思い,揺れの根拠等も調べて伝えたが,彼女は特に混乱する様子はなく,「あっ,そうだった」と言って記憶を確認して,あっさりと揺れを了解し,以降は正しく表記すると共に発音している。根拠の説明は不要だったみたい。

それに引き換え,彼女の仮名文字の筆記には未だに間違いがあったり,ある文字を書けなかったりすることが時々ある。回復期の入院中から使っているクリアファイルに入れたひらがな表(「言語リハビリの自主トレ(子供用学習ツールの利用)」のページを参照)も参照している。脳出血による記憶の損傷構造って,ドーなっているんだろうかと感じざるを得ない。

それでも最近の彼女のパソコン操作を見ていると,6月頃に使っていたローマ字入力ではなく,発病前によく使っていた仮名入力で日本語文字入力を行っている。少しずつではあるが,仮名の記憶が戻ってきて,そろそろ実用段階に入りつつあるのかな。(2022-09-02)

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