作業療法リハビリにおける小道具(グッズ)

大きいボールを掴んで移動 (2020-10-09) グッズとウエア
大きいボールを掴んで移動 (2020-10-09)

作業療法士さん(特に最初の作業療法士さん)には,妻の右腕の回復の状態を確認しながら,いろいろなグッズを提供していただいた。次に示すグッズについては,関連するページで紹介した。

(1) 筆記用の補助具
右上肢の回復」のページを参照。

(2) 吸着シート
キッチン作業を見つめる」のページを参照。

(3) 握りしめるグッズ(ハンドエクササイザ)
手指機能のトレーニング」のページを参照。

(4) 小さいボール(カメレオンボール,ストレッチ ボ ールなどと呼ばれている),ゴムホースで作った輪,ミトン,タオル
右上肢のトレーニング(基礎動作から生活動作へ)」のページを参照。

これら以外にも,次のようなグッズを提供していただいた。

(5) 背中洗い
妻は入浴中にシャワーチェア(「入浴環境」のページを参照)に座り,背中洗いの両端の紐をそれぞれ左右の手で掴んでこれを伸ばし,背中に回して動かしながら背中を洗う。その際の手の動きが作業療法リハビリとして効果的とのことであった。この背中洗いにボディシャンプを含ませる作業は私が行っている。(2019-12-20)

背中洗い
背中洗い

(6) スポンジたわし
スポンジたわしを右手で掴んで,テーブルの上を移動する(ワイピング)。ちょうどボトックス注射の効果が右手の指については薄れてきていて,スポンジたわしを掴む動作に妻は苦労していた。ボトックス注射の効果の持続状態は身体の場所によって異なるようで,その時は右脚についてはまだよく効いていた。(2021-02-19)

スポンジたわしでワイピング
スポンジたわしでワイピング

そこでもっと掴み易くするため,作業療法士さんは,妻の手に合わせてスポンジたわしを加工して大きさを調整した。さらにスポンジたわしの柔らかい部分と固い部分の感触の違いが分かるかどうかを妻に聞き,分かることを確認。(2021-02-26)

大きさを調整したスポンジたわし
大きさを調整したスポンジたわし

(7) サランラップの芯
右の肩と肘については随意的な動きが出てきているが,手首と指の動きがまだ不十分であった時,作業療法士さんは布袋に入れたサランラップの芯を用意してくれた。それを右手で握り,立てたままテーブルの上を移動する。(2021-04-02)

サランラップの芯を握る
サランラップの芯を握る

これは健常者にはドーってことない手の動きであるが,妻はこのトレーニングを受けると頭の中が疲れるようで,作業療法士さんが帰った後,1時間ほど昼寝。


作業療法士さんは,部屋の中にある使えそうなグッズを見つけて,リハビリに有効活用している。理学療法士さんから提供いただいたグッズ(大きいボール,テニスボール)も利用する。

(8) 縫いぐるみ
妻の麻痺した右上肢(特に手首と指)が少し動く気配を示し始めた頃から,訪問リハビリの作業療法士さんは,右上肢のリハビリとして,縫いぐるみを握りしめるエクササイズを妻に提案し,上肢の動きのレベルに合わせて小さいものから次第に大きいものを握ることを勧めた。(2021-03-19)

縫いぐるみを握りしめる
縫いぐるみを握りしめる

我が家には,以前に妻が趣味で集めたクッキーモンスターの縫いぐるみが部屋のあちこちに置いてあり(もしかすると私自身も彼女によって集められたクッキーモンスターかも?),玄関では,100体ほどのクッキーモンスター達が来客をお迎えする。それでリハビリで必要になるどんな大きさにも対応可能である。作業療法士さんのこのエクササイズの提案の結果,これらの縫いぐるみ達は一斉にリハビリグッズとして注目されることになった。

玄関に置かれたクッキーモンスター
玄関に置かれたクッキーモンスター

それ以前にも,作業療法士さんが指定する位置で身体を静止するポジショニングのターゲットとして縫いぐるみが利用されることがあった。(2020-07-24)

縫いぐるみを使ったポジショニング
縫いぐるみを使ったポジショニング

(9) ひじ掛け
妻が自身で考案した上肢のエクササイズが,リフトアップチェア(高さを電動で調整可能な介護用椅子。「リフトアップチェアの変遷」のページを参照)のひじ掛けを右手で掴んで跳ね上げ,そして元の水平位置に戻すという動作。作業療法士さんにお見せしたこところ,これは肩,肘,手首,指のすべてを動かすことになって上肢のリハビリとして適切であるので,毎日何度も実施することを勧められた。(2021-04-21)

ひじ掛けを掴んで跳ね上げる
ひじ掛けを掴んで跳ね上げる
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