数値の発話

ディジタル時計・温度計の表示 グッズとウエア
ディジタル時計・温度計の表示

温度の数値

椅子に座っていた妻が身を乗り出して「ナナドかぁ」と言う。私はそれを聞いたとき,その意味を理解できなかったが,彼女の視線の先を辿ると,窓際に置かれたディジタル温度計・時計があり,彼女が気温について話していることが分かった。彼女はその表示の22.7℃の最下位桁の7度だけを読み上げていた(アイキャッチの写真を参照)。

彼女は毎日体温の計測を行っていて,体温計の表示を見て「ちょっと低いなあ」と言うことはあるが,これまで体温の数値そのものを発音することはなかった。「数値の扱い」のページに記したように,脳出血後遺症の言語障害を患う妻にとって,数値の表記,読み上げ,計算はなかなか厄介な課題になっている。しかし時間をかけて少しずつ回復していることは確認できる。(2024-01-17)

アイキャッチの写真の中の背景は,京都国立博物館の公式キャラクタ「トラりん」(尾形光琳の竹虎の縫いぐるみ)。トラを水墨画で描くと,ネコのアメリカンショートヘアのシルバータビーと絵柄が酷似することに気づいたので,我が家のアメリカンショートヘアであるキャンツとの比較のため購入した。

竹虎とキャンツの絵柄の比較

屋内歩行自主トレでの廊下往復回数

妻は毎日の屋内歩行自主トレを継続している。屋外を想定してスニーカを履き,歩行器を押しながら廊下を往復し,そのすぐ後ろを私がついて歩く。朝・昼・夜に廊下をそれぞれ5・5・10往復することが多いが,往復回数はその時の彼女の体調に合わせて調整する。歩き始める前に,彼女が往復予定回数を口頭で私に知らせてくれる。

歩行器を使った屋内歩行自主トレ

その時,単純に「5回」と言うのでなく,「1, 2, 3, 4, 5回」という表現をする。廊下往復回数以外の数値の発話についても,似たような表現をすることが多いので,体調を考えながらというより,「ゴ」という言葉を出すために「イチ」から唱えると出しやすいみたい。言語障害の患者に共通する症状なのだろうか? (2024-01-21)

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