作業療法リハビリとしてのカニ食い
近所のスーパーでズワイガニのメスを購入。北海道産と書いてあるので,もしかするとオオズワイガニ(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/551204?page=3)かな。まだ右手に麻痺が残る妻のために,解体して食べ易くして皿に盛る。

彼女は私が食べやすくした身を食べた後,カニ本体にも果敢に挑戦していた。右手が不自由な状態でカニを食べることは,彼女を苛立たせるのではないか(「回復感ラッシュ」のページを参照)と懸念されたが,むしろ複雑な作業への彼女の挑戦意欲を高めたようで,両手を使う作業療法リハビリになっていた。(2023-11-21)
作業療法リハビリとしての掃除
妻が掃除機を操作して掃除を行い始めてから数ヵ月(「両手を使う作業の実用化への気配」の節「掃除機の操作」を参照)が過ぎたが,その都度彼女は工夫して,次のようないろいろな体勢をとって掃除機を操作していて,そのリハビリ効果は無視できない。(2023-11-22)
- 杖なし歩行
- 後ろ歩き
- 横歩き
- 腰を屈める


妻は最初は,左手で掃除機のパイプを掴んで杖なし歩行を行うだけで精一杯であったが,その後,杖なしでの後ろ歩きと横歩きを習得して,最近は,掃除へのかなり細かい配慮まで行えるようになった。彼女が多くの時間を過ごすリフトアップチェアの下に溜まり易い髪の毛を,手際よく吸い取っている。(2024-01-02)

リフトアップチェアの座面にも髪の毛が付着し易いことに気づき,そこも掃除の対象に追加した。(2024-01-08)

作業療法リハビリ中のトイレ
11月23日は休日ではあるが,作業療法士さんは通常どおりやってきて,妻へのリハビリを実施。その開始直後に彼女は便意を催してトイレに行き,少し下痢。それでその日のリハビリでは,立位での運動を避けて,臥位と座位でのマッサージとストレッチを行った。妻のお腹に載せたクッションは,作業療法士さんのささやかな配慮のようで,ちょっぴりコミカル。(2023-11-23)

6年ほど前にまだ入院中だった妻が作業療法リハビリを受けた際にも,彼女がリハビリ中にトイレに行ったことを思い出した。当時の妻はまだほとんどしゃべることができす,院内でのリハビリを見学させてもらっていた私が,彼女の様子を読み取ってトイレに連れて行った。その時の作業療法士さんの話では,リハビリの最中にトイレに行きたくなることはよくあることらしい。
フィットネスジムの利用可能性
最近増えている24時間営業のフィットネスジムが近所にオープンした。屋外歩行の自主トレ中にそこを見つけた妻が興味を示して,自身のリハビリに利用できないたろうかと思いついたようで,そこの入口に置いてあったチラシをレビュー。

彼女は訪問リハビリを受けている時に,作業療法士さんとの雑談の中でその話をした。彼は別のジムに通っていて,フィットネスジムにはかなり詳しい。彼の説明によると,フィットネスジムに設置されている機器はリハビリ用の機器と同様のものもあるが,健常者のフィットネスを主眼とした設定になっていて,障害者のリハビリにはあまり適さないとのことだった。(2023-11-09)
その説明に妻は納得したが,彼にフィットネスジムについて相談したことを,妻を担当する医師,看護師,他の療法士の皆さんが翌週には知っていて,我が家への来訪時にその話題を出すことにちょっとびっくり。しかし彼らの情報交換がしっかりしていることは確認された。
訪問診療の医師は,妻がフィットネスジムの利用可能性を検討したことを,脳出血後遺症からの回復の一過程として評価しているようで,通所で利用できるリハビリクリニックの機器を使うことを提案してくれた。(2023-11-27)
バスボードを使わずに入浴するための浴槽跨ぎ
浴槽の上に置いたバスボードを使わずに入浴できるようにしたいという妻の要望(「時々見せる回復の兆候-いつの間にそんなことが」の節「入浴方法の見直し」を参照)に応えて,11月29日の理学療法リハビリで,浴槽跨ぎの練習を開始した。シャワーチェアに座った姿勢で脚を上げて浴槽を跨ぐ。麻痺が残る右脚は,理学療法士さんが軽く手を添えてサポートすることが必要であった。(2023-11-29)

しかし翌日やってきた作業療法士さんは,シャワーチェアの向きを少し変えて背もたれを浴槽から離すことで,妻が上体を幾分後ろに倒して脚を上げ易くする方法を提案し,右脚もサポートなしに上げて浴槽を跨げることを確認した。(2023-11-30)

作業療法リハビリ(特に訪問リハビリでの作業療法)のポイントは,既存のツール等を有効に活用する着想かも。
バスボードを使わずに入浴できるようになることは,妻と療法士さん達にとって,脚の回復とリハビリの効果とが目に見える形で現れることなので,彼らは頑張って浴槽跨ぎの練習を続けている。
しかし妻はバスボードを使って入浴する時にも,殆どサポートなしに浴槽の出入りを行えている。もちろん浴室の中は滑りやすくて転倒のリスクが高いので,妻の入浴に際しては,必ず私も裸になって一緒に入浴するようにしていて,それはバスボードを使わなくても変わらない。したがってバスボードを使うか否かは,私の介護作業にはあまり影響はなさそう。

右上肢の持ち上げ
浴槽跨ぎの練習の成果かどうかは分からないが,2,3日前から妻は右の上肢・下肢の自力での可動範囲が広がってきていると言い,動かしまくっている。その結果,特に右上肢の筋肉痛を強く感じるようになり,歩行器のハンドルを握ることも辛くなって,歩行器を使った歩行自主トレの距離を短くする等の対応を行った。(2023-12-02)
左手で支えることなく右手だけで持ち上げた時の右上肢の状態を今年の1月における状態(「右上肢の強い回復感からパソコン画面クリーニングへ」のページを参照)と次の写真で比較する。なお右上肢の筋肉痛は翌日にはほぼ解消。

12月27日の訪問リハビリで理学療法士さんは,妻が左手のサポートなしに持ち上げられる右上肢の高さが上がっていることを確認すると共に,右手指の軟らかさを確認していた。12月25日の訪問診療で主治医の先生が,痙縮緩和の薬(バクロフェン5mg)を少量試すと言って,処方に加えたことが多少影響しているかもしれない。(2023-12-27)



